今日は考え方の話をしていきます。
自分原因説を聞いたことがありますか?
良いことも悪いことも起こる物事は全て自分に原因があるという考え方です。
自分原因論とも言いますね。
少しスピリチュアルな考え方のようにも感じますが、
ビジネスや人付き合い全般にも共通するような内容だと思うので解説していきます。
僕自身の体験も踏まえて説明していこうかと思います。
こんな人いませんか
あなたの身の回りにこんな人はいませんか?
もしくはあなたがこんなこと言ってませんか?
“時代が悪い”
“昔はよかった”
“上司がさ、話を聞いてくれなくて…”
“部下が何回言っても言うことを聞かない、行動を改善しない。やる気ないんだあいつは”
ついつい他人のせいにしたり環境のせいにしたりしていませんか?
またはそんな人が近くにいませんか?
一旦、良いか悪いかは別として
どれもあまり気持ちのいい言葉ではないですよね。
ついつい言ってしまう方も
言いたくは無いでしょうし、
愚痴ばっか言ってなよ。
って感じだと思います。
格好いいかダサいかで言えば、ダサいですよね。
僕もそうでした
えらそうにいっていますが僕も
“なんでやるってやらんのやろうか”
と周り思っていた時期がありました。
僕は大学時に1年生から4年生まで学生団体の代表をしていました。
大学4年生の時には飲食店も開業し、
それなりに行動していた部類の学生だったと思います。
その当時の僕のスタンスなのですが、
“組織は理念の元、みんながやりたいことと思うことをやれば、
効率は最大化し最大益を得れる。”
と考えていました。
しかし、そううまくいきません。
各々が“やりたい”と思ったことを
実際に形にするところまではある程度出来るのですが、
その後継続するところ、成果を出すところまでは結びませんでした。
そして、
なんでやれへんねん。
と思いながら結局自分でやる。
という事を繰り替えしていました。
なんでやりたいってゆったのに出来ないの?
とその時点で他責にしていたんだと思います。
メンバーがやれないのではなく、自分の指示が不明瞭だった
自分に原因を置いた時に、メンバーがやれないのではなく、
自分の指示が不明瞭だったのではないかと考えました。
やれないのではなく、なにをやればいいのか
わからなかったのではないかと思います。
僕が運営していたのが学生組織だったので
個々のスキルが低かったのかもしれません。
しかし、そのスキルをカバーするような指示を
出来ていなかった自分のマネジメントに問題があったのだと思います。
また、自由すぎる組織は成長しません。* 個々のスキルが異常に高い場合を除いて
一般的なレベル感の組織だと自由度に依存して
向上性より恒常性(ホメオスタシス)が優位に働きます。
つまり
“やってやるぞー!”
という前向きな挑戦心よりも
“リスクを取りたくないなぁ”
みたいな現状を維持したがる方向が強くなります。
これは動物の生存本能として当たり前のことなので、
相手や組織のメンバーの愚痴を言ったところで筋違いかなと思います。
ただ、ずば抜けた人と天才は例外です。
この辺りは後日改めて記事にしようかなと考えています。
人は変えられない
人を変えることは出来ません。
一人ひとり別の人格で、違ったバックグラウンド、思想を持ち、生きています。
たまたま共通項の考え方があって
行動をともにする場合もあるかもしれませんが、
基本的に全く同じ考え方の人はまずいません。
その人達に自分の考え方を押し付けても相手は100%理解を出来ません。
自分としては伝えた、相手としても理解できたと思っていても、
そもそもの考え方の差異があれば
ミスディレクションが起きたり、コミュニケーションエラーが起こります。
“あいつの理解力が悪かった。”
と相手に原因を押し付ければそこで思考は終わります。
そしてこの場合、相手に原因を求めても問題は解決出来ません。
もしかすると一旦解決するように見えるかもしれませんが、
相手が無理をしているだけであって、
長期的にみるといずれ無理が出来てきます。
ここで自分に原因をおいてみます。
“なぜ自分の考え方が理解されなかったのか”
相手の行動ではなく自分の行動で解決してみます。
“指示を改めればよかった”
“解決策を求めて本を読む、人と話す”
など具体的な行動が見えてきます。
人を変えることは出来ません。
ただ、人は変われます。
全ての事象が自分に原因がある
全ての事象において、なぜそれが起こったのか、
原因を検証さえ出来れば自分で対処ができるようになります。
繰り返しますが、
他責にした時点で思考は停止します。
時代が悪かった
Aをするには時勢が悪いからA’案を考えよう
いっそのことBをしたらチャンスなのでは?
会社が悪い
そもそもその会社を選んだのは自分。
=自分の選択ミス
会社の嫌なところを改善してもらえるように相談する。
もしくは辞めて自分の合う仕事を探す
上司が話を聞いてくれない
なぜ聞いてもらえないのか
自分の話に勝ちがあると思ってもらえていない?
→自分の提案力、説得力不足だな。
提案している内容に魅力がない?
→企画力、物事を見極める目が甘
話す相手を間違っている
→上司のその上の上司、または社長に直談判してみる
部下が何回言っても言うことを聞かない、行動を改善しない
伝え方が悪かった?
言っている事の重要性が伝わっていない、伝えられていない?
このように他責にしていたことでも
自分に原因があると考えて検証すれば何をすればいいか行動が見えてきます。
最後に
自分原因説は問題が起こった時に
自分に原因があるかもしれないと仮説立て実証していく、
そうして問題解決を図る手段だと思っています。
良くない事象だけでなく
前向きな事象に対しても使うことが出来ます。
だからといって
“自分が悪いんだ、、、世の中怖い、、”
と自己嫌悪に陥ったり、
自分の考えをしっかり相手に伝えなかったりするのはこれもただの思考停止です。
自分の考えもしっかりと相手に伝えた上で、
自分は何が出来たのか、何を出来るのか考え
少しずつ前向きな行動をしていきましょう。
あともう一つありそうな話なのですが、
“最近の若者は・・・”
みたいなワードですが、
これも他責にしていて完全に思考停止しています。
年代による考え方のギャップは何千年も前から言われています。
あなたが文句をいったところで変わらないので受け入れましょう。
きっとあなたの上の世代も受け入れて乗り越えてきています。
受け入れられないのであれば、
気持ちよくコミュニケーションの出来る同世代の仲間と
気持ちよく愚痴りながらお仕事をしましょう。
少しトゲのある結びになりましたが
今仕事、人間関係で行き詰まっている方は是非
一度自分原因論で考えてみて下さい。
こちらも参考に
「引き寄せの法則」や「思考は現実化する」ということを矛盾なく学べるのが本書です。 -Amazonの詳細欄より引用
道端アンジェリカのメンター、秋山まりあ氏の著書です。
自分原因説の詳細な考え方など載っているので
興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。
Kindle Unlimitedでも読めます。
今日の やってみよう
- 最近起こった良かったこと、良くなかったことを自分原因説で何ができそうか考えてみよう
- “100%自分原因説で物事を考えてみたら”を読んでみよう
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