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【詐欺?本当?】Twitter・インスタのプレゼント企画について

【詐欺?本当?】Twitter・インスタのプレゼント企画について
こんな人に読んでほしい

・SNSで見かけるプレゼント企画が気になっている。
・プレゼント企画が詐欺だった、偽物だったときにどうなるのか知りたい。

先日、下記のツイートをしました。

今年も、前澤社長のお年玉企画が開催され、他にも似たようなプレゼント企画も見かけるようになりました。

SNSのプレゼント企画の多くは、RT・シェアだけで手軽に参加できます。

なぜ、主催者はプレゼント企画を行うのか。

偽物アカウントで詐欺ではないのか。

仮に偽物だった場合、どのような被害をうける可能性があるのか、まとめました。

【詐欺?本当?】Twitter・インスタのプレゼント企画について

SNSのRT・シェアでのプレゼント企画は、
【詐欺もあるし、本物も、あります】

ただ圧倒的に詐欺やダマしが多く、99%は詐欺だと思って良いです。

詐欺と本物の見分け方

SNSのプレゼントキャンペーンにおいて、詐欺と、本当に配布している人は以下の見分け方は、以下です。

詐欺と本物の見分け方
・アカウントがいつ作られたか、確認する
・普段の活動を確認する
・アカウントに公式マークが付いているか確認する
・実際に当たった人がいるか、確認する

【以下の投稿があっても、偽物、詐欺の可能性があります。】
現金や口座残高、アカウントIDを書いた紙の写真を載せている
アカウント名、プロフィール文が有名人

 

アカウントがいつ作られたか、確認する

まず、プレゼントキャンペーンを実施しているアカウントが、「いつ作られたアカウントなのか」確認しましょう。

“凍結されたため、サブアカウントでやり直しています”

と呟いている、作りたてのアカウントは、ほぼ確実に詐欺か偽物だと思ったほうが良いでしょう。

普段の活動を確認する

次に、プレゼントキャンペーンを実施しているアカウントの、「普段の活動」を確認しましょう。

プレゼント企画がタイムラインに流れてきても、すぐにRT・フォローせず、一度冷静になって、そのアカウントのプロフィールとタイムラインをみるようにしましょう。

“過去にプレゼント企画以外の投稿はされているか”
“そのアカウント主と交友のありそうな有名人、著名人はそのアカウントをフォローしているか”
などを見てください。

投稿をみても、普段の活動が見えず、プレゼント企画の内容しか投稿していない場合などは、偽物の確率が高いです。

SNSで、プレゼント企画を行うような方が、SNSを活用できていないのは、、、、、ということです。

アカウントに公式マークが付いているか確認する

次に、プレゼント企画をしているアカウントに公式マークがついているか確認しましょう。
著名人や、企業の場合、名前の右に 認証マーク(青色の✓)がつくことがあります。

もちろん、認証マークがついていない本物アカウントも多いのですが、詐欺が心配な方は認証マークがついているアカウントの企画のみ応募する、という対策も良さそうです。

【追記】
ついに、認証マークがついている偽物も出だしたようです。(なんのための認証マークなんだ…)
手順としては、
「認証マーク付きのアカウントを乗っ取る」
「ID・プロフィールなどを変えて偽物アカウントの完成」
のようです。

「認証マークがあるから大丈夫」と、判断せず、しっかりと他の情報も確認し、総合的に判断するようにしましょう。

 

【注意】現金や口座残高、アカウントIDを書いた紙の写真を載せている

よくわからない人だけど、現金や、口座残高を載せてるし、本物だ!
とシェアしていませんか?
それ、詐欺かもしれません。

大抵の場合は実際には配る気のない、見せ金です。

口座残高に関しては、画像編集などで容易に改ざんできてしまいます。

ちなみに札束(偽物)は、Amazonや楽天で売っていたりします。

近づいてみれば、「偽札だ」とわかるかもしれませんが、写真だと気付けないかもしれません。

現金や、口座残高をあげているからといって、簡単に信じ込むのもやめましょう。

【注意】アカウント名、プロフィール文が有名人

アカウント名やプロフィール文が有名人のそれと全く一緒だったりしても、@以下のIDが少し違っていたり、過去ツイートの内容が、プレゼント企画の内容のみ、だったりする場合はほぼ確実に偽アカウントです。

実際に当たった人がいるか、確認する

企画者へのリプライや、企画者や企画の名前で検索をしてみて、実際に当選者がいるかを確認してましょう。

締め切りや結果発表を終わっているのに、“当たった”という声が無い、少ない場合は詐欺の可能性が高いです。

【追記】

プレゼントキャンペーンの主催者が、「捨て垢(捨ててもよいアカウント)」を作って、当選者を自演することもあるようです。
ほんと、その努力を別のことで活かせよ..!っていう感じなのですが、当選者がいたとしても、「主催者の自演の可能性も、ある」と完全に信じ込まない方が良いかもしれません。

 

プレゼント企画をする「メリット」

そもそも、なぜプレゼント企画をするのか。

企画者側のメリットを、考えてみました。

プレゼント企画を実施するメリットは、以下のとおりです。

プレゼント企画をして、企画者が得られるもの
・フォロワーが増える
・RT・シェアによる投稿の拡散(リーチ)
・応募している人のリストがとれる

フォロワーが増える

大体のプレゼント企画の参加条件は、

・フォロー
・RT・シェア(拡散)

で参加ができるようになっています。

つまり、参加者が増えるほど、フォロワーが増えていきます。

RT・シェアによる投稿の拡散(リーチ)

フォロワーが増えていくのと同時に、投稿も拡散されていきます。

そして投稿が拡散されていく度に、
【企画を行っていること】
【企画者の名前】
が広がっていき、さらに参加者は増えていきます。この時、応募者は気が付かないかもしれませんが、RT・シェアをした人自体が信頼性の担保になって、「◯◯さんも応募しているなら…」と更に拡散していく場合があります。。

応募している人のリストがとれる

プレゼント企画の参加条件を

・フォロー
・RT・シェア
にすることにより、

【どんな人が、何人拡散したか】

をリストとして、主催者は把握することができます。

プレゼント企画自体は【合法】

もちろん、このプレゼント企画自体は【合法】で、プレゼント企画自体は悪では、ありません。

TVの懸賞みたいなもので、一般的なSNSマーケティングの手法です。
昔から大手企業を中心によく行われてきました。

偽のプレゼント企画を開催する“理由”

では、なぜ偽のプレゼント企画をするアカウントが発生するのか。
また、偽のプレゼント企画をするのは、どの様なメリットがあるのか。

以下にまとめてみました。

偽物のプレゼント企画を開催する理由

・アカウントを売るため
・情弱リストを取るため
・当選したと偽り、広告を踏ませて、広告収入を得るため
・ウィルスなどに感染させ、情報を抜き取るため

順に解説します。

アカウントを売るため

SNSアカウントは、売れます。

フォロワー1000人で約5,000円、フォロワーが1万人超だと、10万円以上で売れることもあるようです。

偽のプレゼント企画でフォロワーを増やし、そのアカウントを売り抜ける。
といった手段です。
最近では@以下のIDも自由に変えることもでき、売られた後は全く別のアカウントとして運用されていきます。

 

情弱リストを取る

有名人の偽アカウントで、同じ様な投稿をしても、プロフィールやIDをみたり、投稿内容を確認すれば、殆どの場合、偽アカウントだとわかります。

ただ、アカウントが偽物か確認せず、シェアをしてしまう人も、多く居ます。

詐欺業者はこのような人たちを、詳細を確認せずに、美味しい話に飛びついてくる情報弱者として認識します

そして、集めた応募者の名簿を
【詐欺商材を売りつける】
【別業者にリストとして売りつける】
などして利益を得ようとします。

ただ、気軽にシェアしただけなのに、知らぬ間に詐欺師の標的になる可能性があるのです。

当選したと偽り、広告を踏ませて、広告収入を得る

当選したと偽り、広告を踏ませて、広告収入を得るという狙いがある場合もあります。

応募してきた全てのアカウントに「当選した」とDMを送り、広告のURLを送りつけます。

この手法の多く場合、
“プレゼント企画のスポンサーのサイトなので、登録してもらう必要がある”
“このサイト経由で、当選金を送る”

などのように伝え、広告リンクに誘導し、広告収入を得る、という手法です。

その先に当選金が、払われるかはわかりません。
おそらく、
“スポンサーサイトへの登録が、確認できない”
“応募期限が過ぎた、応募数の上限に達してしまった”

などの言い訳を使い、逃げるか、
音信不通になるか、だと思われます。

ウィルスなどに感染させ、情報を抜き取る

ウィルスなどに感染させられ、情報を抜き取られてしまう場合もあります。

先ほどと同様に、応募者に「当選した」、とDMを送り、ウィルスの感染リスクのあるURLを送りつけます。

“当選した!”
と浮かれてURLを押してしまったら、ウィルスに感染して、個人情報を取られる

といった感じです。

気軽に応募が出来る=リスクがない ではない。

このようにSNS上のプレゼント企画は
気軽に参加できるからといって、リスクがないわけではありません。

詐欺の予備リストに入れられたり、
ウィルスに感染するリスク、
よくわからないサイトに登録させられる

などのリスクがあります。

さらに自分が参加し、その情報を拡散することにより、周囲の人にも同様のリスクを負わせる可能性があります。

相手にとってのメリットは何か、を考える。

SNS上で、プレゼントキャンペーンを見たら、主催者にとっての「メリットは、なにか」を考えるようにしましょう。

僕自身は、プレゼント企画自体は好意的であり、よい試みだと、思っています。

前澤さんは、プレゼント企画をする理由は「ベーシックインカムの社会実験だ」とおっしゃっておられます。
個人的にも、この実験は面白そうで興味があります。

ベーシックインカムは一定金額を配布するという取り組みです。コロナ禍で配布されたあの10万円の給付金が、毎月配布されるような認識が近いかと思います。嬉しいですよね。実際にこのベーシックインカムは、アメリカで実際に社会実験をしたケースもあります。

毎月5万4000円を市民に配り続けた結果何が起こったのか?という記録 -Gigazine

ほかにも、昨年SNSで話題になった、元青汁王子の三崎さんの場合も、「検察組織に対する問題提起」という社会的な理由でプレゼント企画を行っておられたのが記憶に新しいですね。

前澤さんや、元青汁王子の三崎さんの場合は、プレゼント企画をする理由として、

【実験したいこと】
【伝えたい内容】
が明確にあります。

詐欺や偽物のプレゼント企画の場合は、配布理由が不明確であったり、企画を行うことの理由が【私的な理由】がほとんどです。

金融の観点から:プレゼント企画を考える。

少しだけ、金融の観点からもプレゼント企画を考察してみます。

前澤さんの企画の場合、本人曰く、現在宝くじの33倍の当選確率だそうです。

以下のように呟いておられます。

かなり高確率で当たりそうなイメージです。

前澤さんの企画の場合は、本人の信頼性もありますし、企画に参加するデメリットはあまりないのかな、と思います。

前澤さんの企画の期待値を計算してみた。

上記の通り、前澤さんの企画はかなり、高確率で当選するようなので、勝手ながら期待値を計算してみました。

期待値(きたいち)とは・・・
「確率を考慮した平均値」

参考に、2018年の年末ジャンボ宝くじ(300円)の場合は約141円が期待値だったようです。
(300円分買ったら、平均して141円当選する)

前澤さんの企画を参考に、
当選する確率を、3,000人に1人
当選する金額を100万円
と仮定します。

この場合、期待値は、
約33,333円になります。
つまり、1応募につき平均して33,333円当たる、ということです。

これは、やばいですね。
ただ、100万円当たるか、0円か、なので応募をすれば、確実に3万円を皆がもらえるというわけではありません。
あくまで確率、期待値の話です。

それでも、応募する価値はあるかな、と思います。

確率当選金額
当選1/3000100万円
外れる2999/30000円
期待値33,333円

プレゼント企画の期待値を出してみた(仮説)

さらに前澤さんの企画を例に、世の中にあるプレゼント企画をすべて応募したとき、どれほどの期待値が得れるのかをざっくり計算してみました。

企画自体には偽物が多いと仮定し、詐欺、偽物の確率は、99%と仮定
仮に、詐欺・偽物だった場合は、1,000円の損失が発生すると仮定します。

一方運良く、当選する確率は、30万人に1人、
当選する金額は100万円
と仮定します。

この場合、期待値は、約-996.6円となり、ほぼ、詐欺の損失予測の値が期待値になります。

いくら前澤さんや、元青汁王子がよいプレゼント企画を実施していても、思考停止をして、片っ端からプレゼント企画に応募した場合、結果として詐欺や、ウィルスなどの被害にあって、利益よりも損失が大きくなる可能性が極めて高いことがわかります。

RT・シェアをする→企画に参加している

RTやシェアをすることは、【企画に参加する】ということになります。

“詐欺だとしても、自分はわかるし、ほんまにもらえるかもやし、とりあえず拡散しとこっ”

と思い拡散した結果、詐欺だった場合、自分は大丈夫でも、その拡散をみた友人が、詐欺だと判別できずに、詐欺の被害にあっているかもしれません。

プレゼント企画は、一見魅力的にみえる企画が多いですが、周りの人たちを守る意味でも、詐欺なのか、本物かを見極める目をつけておきましょう。

まとめ

まとめ

・プレゼント企画自体は、当選する期待値が高く、素敵なシステム
・ただ、詐欺や偽物企画も多い(約99%が詐欺や偽物と思っておいた方が身のため)
・無意識のうちに詐欺行為に加担してしまう可能性も
・ある程度、情報を見極めるチカラが必要

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さとき
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